NY EVENT      
2004年10月3日 (日)
「RMA: Rubin Museum of Art」
〜Art of the Himalayas〜

チェルシーに新しくオープンした『ルービン・ミュージアム』へ行ってきました。17ストリートと7アベニューに位置するこの場所は、何年か前までバーニーズのダウンタウン店があったところです。わたしはここのバーニーズの内装や地階にあったカフェがとても気に入っていたので、特に買い物をする用事がなくても、ぶらぶらとお茶だけしによく足を運んでいた記憶があります。

その大好きなバーニーズが倒産してなくなってしまったときは本当に悲しかったのですが、最近になってヒマラヤ地方の美術を集めた美術館として生まれ変わると知ってからは、オープンを心待ちにしていたのでした。でもヒマラヤやチベットの美術に特に興味があるわけではなく、「バーニーズのあったところにできた美術館」というかなりミーハーなきっかけなのですが。

それが入ってみてびっくり。内装はほとんどバーニーズ時代のまま。カフェも、地階から1階に移ってはいるものの同じ空間を利用しているので、レイアウトも雰囲気も昔のまま。なつかしい思い出に包まれた瞬間でした。

まずその瞬間に考えたことは、 「カフェだけでも利用する価値あり」。即座に、「チェルシーでちょっと座ってお茶が飲めるところ」リストのトップにランクインしました。

え〜っと。肝心の展示作品のほうはというと、主にチベットのヒンズー教や仏教にまつわる美術を集めたものなので、好みがわかれると思います。わたしはダライ・ラマのファンだし、ヨガも好きなので、たまにこういうアートを観るのもいいなと思うのですが、興味のないひとには別世界かもしれません。それでも、ジューイッシュ美術館よりはぜんぜんマシです。(先日モジリアーニの特別展を観に行ったのですが、他の常設展はほとんどすっ飛ばしました。あのクリスマスの時期によく見かけるユダヤ教の燭台や、その他さまざまな宗教上の美術品ばかりなので。)

マシという言い方はあまり適切ではないかもしれませんが、ルービン・ミュージアムに並ぶ仏像の顔や曼陀羅を描いた掛け軸は、かなり細部は違っていても、仏教の国からきた日本人にとっては親しみ深く、照明を落とした館内はマンハッタンの喧噪から離れて静かな時間を過ごすには最高の場所ではないでしょうか。

あっ。でも、なんとこの美術館の創設者は、ユダヤ人のルービン夫妻なんです。だから美術館の名前もルービン美術館。二人がこれまでに収集した約900作品が展示されています。 この美術館にあるものがすべて個人のコレクションかと思うと、なんとも複雑な気分ですが、これもニューヨークらしいと言えば、それはそれでなんともニューヨークらしいお話です。 (HINA)

ルービン美術館
Rubin Museum of Art

150 West 17th Street
New York, NY 10011
212-620-5000
http://www.rmanyc.org/

お隣には、デザイナーズブランドのディスカウント店ローマンズがあるので、美術鑑賞+メディテーションの後はショッピングも楽しめます。

LOEHMANN'S
7th Ave. & 16th St.
(212) 352-0856
http://www.loehmanns.com/

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